親知らずについて
親知らずのことを歯科用語で「智歯」と呼び、その周辺が炎症することを「智歯周囲炎」といいます。
親知らず周辺の歯茎が赤く腫れ上がり、痛みがあります。やがて顎の下や頬が腫れてきます。
智歯周囲炎の治療では、まず歯茎を洗浄して抗菌薬と抗炎症薬を施します。
もし膿がたまっている場合には切開します。必要であれば抜歯も行います。
よくあるご質問
- 顎のまわりが腫れてきたのですが…?
- 虫歯や歯周病などいろいろな原因が考えられますが、一番多いのは親知らずによるものです。耳の痛みに感じる方もいるようです。顎のまわりが腫れてきたら、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
- 親知らずが歯肉にもぐっていて腫れていると言われました
- 腫れは投薬により改善されますが、原因が取り除かれたわけではありません。原因となる親知らずをそのままにしておきますと、再発するため抜歯や外科手術を検討する必要があります。
- 顎骨を骨折してしまいました。
- 交通事故や転倒殴打などが原因で上顎骨骨折、下顎骨骨折、頬骨骨折、頬骨弓骨折された場合、腫れたり痛みがあったり、うまく噛めなくなった、出血、顔の変形、しびれなどの症状がでます。外科手術を伴うこともありますので、すみやかに歯科口腔外科を取り扱う歯科医院へ受診してください。
- 外傷で歯が抜けてしまいました
- 歯が抜けてしまった場合、保存状態によっては歯牙再植術という方法で、歯を元の位置に戻して固定することも可能です。抜けた歯は、できるだけ早く生理食塩水や牛乳につけて歯科口腔外科にご持参ください。